最近、問い合わせをいただいた中で、身長サプリと言われるものは何歳から利用できるのか?というものがありました。
今回はそのあたりの情報を共有したいと思います。
幼児でも背を伸ばしたい?!
幼児でも成長曲線と照らし合わせてみて、どうにも枠内ギリギリだし、不安と感じるご両親がいらっしゃいます。
もし、そのまま低身長症となってしまったら・・心配になりますよね。
ご心配はごもっともです。
私は、気になる場合は、一度は医療機関での検査をしたほうが良いと思います。というのも、先天的に成長ホルモンの分泌が少ないお子様もいらっしゃいます。
その場合、いくらサプリなどで栄養面を整えたとしても、成長ホルモン分泌がままならないため、時間とお金が無駄になってしまいます。
そして何より、お子様が辛いですよね。
早めに状況が分かれば、医療機関で成長ホルモンを直接体内へ注入する治療が受けられますし、この対応が早いほど最終身長も高いです。また医師によるフォローもありますしね。
ですから、繰り返しになりますが、お子様が先天的に成長ホルモンの分泌について少ない体質なのかどうかを検査をしましょう。
以降のお話しは、検査の結果特に成長ホルモン分泌能には特段問題がないお子様を対象とさせていただきます。
身長サプリって基本的に成長期応援ですよね?
このサイトで紹介しているサプリはたいてい、「成長期応援」とうたってます。
そのため、二次性徴が関わるタイミングの成長期に使うサプリと思っている方もいるかと思います。
しかし、成長する・・すなわち体が大きくなる幼少期も二次性徴のタイミングも必要な栄養素は同じです。
ですから、幼児が身長サプリを飲む意味は「ありまくります」。
普通に飲んでいいの?
ただ注意してほしいのは、身長サプリが摂取の目安としている量は、やはり10歳程度~(20~40kg)を想定していることが多いです。
そのため、そのままの量を飲むのではなく、半分とか3分の1などに減らして飲ませることが重要です。
どれくらい減らせばいいのかを考える時には、お子様の体重で計算すると良いでしょう。
例えば、10kgのお子様なら3分の1程度、15kgのお子様なら半分にするとよいと思いますよ。
当たり前だけど大事なこと
サプリを紹介しているサイトですから、サプリを紹介しています。
しかし、基本的に大事なのは、通常の食事での栄養の摂取です。さらに幼児期の食事の時間は栄養以外の面でも大事な時間(コミュニケーションや食事の楽しさ、味わう訓練など)ですから、サプリはあくまで補助的に使うという親側の意識も大事ということをお伝えします。
まとめ
今回の記事をまとめます。
- 幼児期の身長の伸びについて気になる場合は、一度医療機関で検査をすること
- 体に異常がなく、身長サプリを飲む場合は、全量でなく、子供の体重により減量すること
- 身長サプリはあくまで補助。親は食事の時間を充実させることのほうが大事という意識を持つこと
皆様の頭の整理になれば幸いです。